休日にのんびりしていたらあっという間に夕方に。子供の頃は1日が長かった気がするけど年々時間のたつ体感速度が上がっていてびっくりします。
この現象には「ジャネーの法則」という名前があります。歳をとればとるほど時間が早く経つように感じるようになるという法則で、19世紀のフランスで発案されたそうです。自由な時間の多かった子供の時と比べて、家事や仕事に追われる身になった為に時間が早く経つような気がしているのかと思うこともありましたが、法則になるくらい万人共通の感覚なんでしょうね。
時間の長さは子供も大人も変わりはないのに、大人になると時間が短く感じるなんて、何だか時間貯蓄銀行のエージェントと契約してしまったみたいだ。などと妄想してしまうのは、最近読んだ小説、ミヒャエル・エンデの『モモ』の影響です。
ところで、時間は節約ができるのでしょうか。家事や仕事を効率良くすることはある程度は可能かもしれませんが、時間というものが一般的には平等に与えられていると考える以上、節約して貯めておくことは出来ません。そうすると、時間を有効に使うことは物事を効率的に捌くことになり、物事に優先順位と締め切りが設けられます。
大切なのは何を優先しているかということです。ついつい「仕事だから」を口癖に他のことを蔑ろにしてないでしょうか。家族と話す時間や自分の体を労わる時間も人生の中では十分に重要なことなはずなのに、なぜか優先順位が下がっていませんか?
かく言う私がそうなので、分かっているけど出来ない人はきっと多いのではないかと思います。少し反省して、たまには疎遠になっている友達にメールしてみようかな。。。
『モモ』の物語の中で、時間を節約することの大切さを説くエージェントの口車に乗せられてしまうと、大人は時間の無駄を減らすように過ごすようになります。時間に追われて人としての大切なことを失ってゆく悲しさと、節約したはずの時間は盗まれて、忙しさから逃れるすべがないという恐ろしさ。物語だけれど、現代を生きる人々への深い洞察を感じます。
「時間がない」と思うのが「ジャネーの法則」による主観的な時間の捉え方によるものならば仕方がないですね。でも、効率を求めるあまり、経済的価値がないものを時間の無駄と思ってしまっていないかは自分の胸に手を当てて考えたいと思いました。




コメント